リフォームコラム

2022.02.17

フッ素塗装・シリコン塗装のメリット・デメリットについて

耐久性という一点だけに絞って考えると、フッ素塗料の方が勝っています。
フッ素塗料の耐久年数は約15年~20年と言われており、
一方のシリコン塗料の耐久年数は約12年~15年です。

ただし、フッ素塗料には価格が高いという問題も。耐久性、汚れにくさ、色持ちなど
機能的には大変優れていますが、一般住宅に使用するにはかなりハイコストであることは間違いありません。
ちなみにフッ素塗料はスカイツリーの鉄骨塗装用として使用されています。
片やシリコン塗料の場合、耐久性はフッ素塗料に比べると多少劣りますが、
その他の機能についてはフッ素系塗料とほぼ互角。
そして費用はかなりお手頃になります。

コスパの面で考えるなら、シリコン塗料の方に軍配があがるでしょう。

もし外壁塗装と併せて屋根の塗装もお考えでしたら、次のような提案もできます。
それは屋根にはフッ素塗料を、外壁にはシリコン塗料を使うことです。

何故なら風雨や直射日光に直接さらされる屋根は、
外壁よりも劣化の進み具合が早い(外壁の約2倍の早さ)から。
そこで屋根部分だけをフッ素塗料で塗ると更なる耐久度アップが期待できますし、
外壁よりも塗りの面積が少ないので、価格が著しく上がることも避けられます。
そして外壁塗装はコスパの良いシリコン塗料で施工をすれば、良いのではないかと思います。